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Roman Sketches - I. The White Peacock

¥28,000($178.05)

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SAKEME: WISP
ESPRIT
TOME V — APRÈS L’ÉCHO
Roman Sketches - I. The White Peacock《白孔雀》

1907年に作曲された《ローマの素描》は、イギリスの作曲家チャールズ・トムリンソン・グリフィスが、イタリア滞在中に得た印象をもとに書いた交響組曲です。《白孔雀》はその第1曲であり、ローマの実在する風景ではなく、ヴィラ・ボルゲーゼの庭園に放たれていた白孔雀の姿から着想を得ています。

孔雀は古くから美や永遠、不死の象徴として描かれてきました。しかし、この作品に現れる白孔雀は、誇示や豪奢の象徴ではありません。静かな庭園をゆっくりと歩き、光を受けるたびに羽が淡く色を変え、その存在だけが空間全体の空気を変えていきます。ここで描かれる美しさは動きによってではなく、静止によって際立っています。

グリフィスはドビュッシーやラヴェルの音楽に深く影響を受け、イギリス音楽へ印象主義的な色彩感を取り入れた作曲家でした。この曲でも旋律は劇的な発展を避け、繊細な和声と絶えず変化する管弦楽の音色によって風景を描いています。音楽は明確な輪郭を持たず、光が羽根に反射するたび色彩が移ろうように、響きそのものが静かに変化し続けます。その精巧なオーケストレーションは、20世紀初頭イギリス音楽を代表する管弦楽法の一つとして高く評価されています。

《APRÈS L’ÉCHO》において、《白孔雀》が示すのは、すべてが語られたあとにも失われない美しさです。華やかさを誇るための羽は白へと還り、色彩さえ手放した姿には、装飾とは異なる気品だけが残されている。何かを加えることで完成するのではなく、削ぎ落とされた先でなお損なわれないもの。《白孔雀》は、響きが消えたあとに残る美のかたちとして、TOME Vに佇んでいます。

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size: S3 (273 × 273mm)
W-046

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