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Iberia, Livre I - I. Evocación

¥25,000($158.97)

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SAKEME: WISP
ESPRIT
TOME V — APRÈS L’ÉCHO
Iberia, Livre I - I. Evocación《喚起》

1905年から1908年にかけて作曲された《イベリア》は、アルベニス晩年の最高傑作であり、《イベリア 第1巻》の冒頭を飾るのが《喚起》です。病を抱え、故郷スペインを離れてフランスで暮らしていたアルベニスは、この大作の中で現実の風景を描いたのではなく、遠く離れた祖国の記憶を音楽として呼び起こしました。

「Evocación(喚起)」とは、目の前にあるものを描写することではありません。失われた場所や過ぎ去った時間を、記憶の中から静かに呼び戻すことです。この曲にも、明快な輪郭を持つ旋律はほとんど現れません。断片的な主題がゆるやかに姿を変えながら現れては消え、異なるリズムや旋法が溶け合うことで、現実と回想の境界が曖昧になっていきます。

アルベニスはスペイン各地の民族舞曲やフラメンコのリズムを取り入れながら、それらを民俗音楽として再現することはありませんでした。複雑に重なり合う和声、精巧な対位法、そしてピアノという楽器の可能性を極限まで引き出した書法によって、現実以上に豊かな「心の中のスペイン」を創り上げています。その革新的な響きは、後のドビュッシーやラヴェルにも大きな影響を与え、20世紀ピアノ音楽の新たな地平を切り開きました。

《APRÈS L’ÉCHO》の最初に置かれた《喚起》は、終わりを描く作品ではありません。現在の風景の向こうから、遠く離れた場所や過ぎ去った時間が、記憶としてゆっくりと立ち上がる瞬間を描いています。失われたものはそのまま戻るのではなく、時間を経て姿を変えながら、再び意識の中に現れる。目の前にあるものよりも、心の奥に残り続ける風景のほうが鮮明になる——この曲は、その静かな逆転からTOME Vの物語を始めます。

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size: F3 (220 × 273mm)
W-045

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