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Cinq poèmes de Baudelaire - III. Le Jet d'eau

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2026年7月25日 20:00 から販売

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SAKEME: WISP
ESPRIT
TOME III — CORRESPONDANCES OBSCURES
Cinq poèmes de Baudelaire - III. Le Jet d'eau《噴水》

絶え間なく湧き上がる噴水は、理想への憧れを映す象徴です。水は空へ向かって立ち上り、再び地上へ還りながら、その運動を終えることがありません。恋人たちはその水音に包まれ、現実の時間からわずかに離れた、夢想の領域へ導かれていきます。噴水は自然の風景であると同時に、届かないものへ向かい続ける精神の姿でもあります。

『悪の華』を貫く「理想(Idéal)」は、現実を否定するための空想ではありません。それは、日常の中にありながら日常を超えていこうとする、人間の深い希求です。この詩では、水の反復する運動がその希求を担っています。理想は手に入れられるものではなく、絶えず見上げ、耳を澄ませ、求め続けることで存在し続けるものとして描かれています。

ドビュッシーは、水そのものを写実的に描くのではなく、流れ続ける運動を音楽の原理として扱いました。ピアノの細やかな音型は水面の揺らぎや光の反射を思わせ、歌はその上に自然に浮かび上がります。和声は一つの場所へ定着することを避け、次々と色彩を変えながら、聴き手を安定した地平から遠ざけていきます。

この音楽の中心にあるのは、到達ではなく運動です。噴水の水が同じ姿を保たずに立ち上り続けるように、旋律も和声も一つの感情へ留まることなく移ろいます。ボードレールが詩に託した理想への憧れは、ドビュッシーの音楽の中で、絶えず揺らめき、上昇し、再び戻ってくる響きの循環として結晶しています。

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size: SM (227 × 158mm)

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